北駅前広場の工事も順調にすすみ、だんだんと姫路駅前が出来上がってきました。
そのなかで、眺望デッキ前の修景施設のひとつとして「水盤」が提案され、現在現場での実証実験と市民アンケートがおこなわれています。
*水盤の実証実験についての詳細は、姫路市役所ホームページをご覧ください。
この水盤は、姫路城のすがたをその水面に映し出すとともに、JR姫路駅中央コンコースに出入りする多数の人の流れを東西に振り分ける機能もねらって設置が検討されています。
8月21日に行われました第10回姫路駅前広場活用協議会でも、たくさんの意見が出ました。
・時間帯と世代によって、水盤に関する印象や意見が異なるので、このあたりをアンケート項目に加えデータ化する必要があると思います。
・立つ位置や見る角度で、随分映り込むものが変わってきます。たとえば夜になると南正面からは姫路城と大手前通りのビル照明、西側から見るとピオレの電飾壁面がキレイに映り、北正面から見るとライトアップされた眺望デッキや南中した満月が映り、「エキマエ」の様々な表情を見ることができると思います。
・(眺望デッキも同じですが)ベンチを用意して「ここにふたりで座ってお城が見えると何かいいことが起こる」という都市伝説や、話題のスポットとして外部に伝搬するメッセージが発生するような潤いのある物があった方がいいのでは。
・季節により、時間により、ベストの撮影スポット(木製ベンチ)が移動していくように設定すると面白いと思います。
・当初、水盤の画像がイベント用のステージにも見えました。写真で見る限り、水面には見えず天板が張ってあるように見えます。通行人に周知させる事が最も重要なことだと思います。
・水盤の画像が工事写真に見えたので、「実証実験中」と表示することにより市民、通勤者に対して告知する工夫をすればいいと思います。そして水盤に近づいて(見たり写真を撮ったりする)体験ができる誘導の工夫が必要だと思います。
姫路駅前にあるこの「水盤」の実証実験が9月30日までとなりました。
明日は満月ですね。「水盤」の周りをめぐると満月と姫路城が映るのでしょうか。
この水盤の実証実験への参加をはじめ、市民の一人として、エキマエをどのように活用して、どのように運営していくか、また姫路のおもてなしをどのように姫路市民、来訪者に対してできるか、これからの大切な課題ですね。